「北緯28度の風・南から」

芸術

大島紬などを素材に用いたパッチワーク作品が10日、奄美市に寄贈された。
贈られた作品は同市名瀬の窪山照枝さん(74)が制作し、タイトルは「北緯28度の風・南から」。市役所の市長応接室につながる秘書室前に展示する。
市役所で同日、贈呈式があり、窪山さんは「市長応接室を訪れる人に、作品のぬくもりを感じて和んでいただきたい」と話した。

窪山さんは1981年に古くから伝わるパターンや技法を用いて制作されるトラディショナルキルトを学び始め、パッチワーク歴は40年以上。

88年からは大和村や龍郷町、旧名瀬市(奄美市)の公民館講座などで計38年間、パッチワークの講師を務めるなど指導者としても活動し、各種コンクールでの受賞歴もある。昨年の11月には同市名瀬で個展を開催した。

寄贈したのは93年に約半年間かけて作った作品で、縦横184センチとビッグサイズ。
空から見た奄美大島と加計呂麻島、枝手久島をモチーフに、各集落で作られた大島紬の端切れを用いた。青(藍染め)の濃淡で海の深さ、周囲を縁取った風車で風が立つ海上を表現。同年の「第8回国民文化祭いわて,93三陸海のフェスティバルパッチワークコンクール」で入選した。

寄贈を受けた安田壮平市長は「昨年11月の窪山さんの個展では、繊細かつ優美な作品で感性を養うことができ、大きな感動に包まれた」と述べ、「多くの方の思いが詰まった作品で、来庁する多くの方々に喜んでいただけるような環境づくりをしていきたい」と話した。

作家・窪山さんが個展

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