米国で『世界自然遺産登録記念』奄美物産展開催へ 南カリフォルニア奄美会

米カリフォルニア州に在住する奄美出身者で組織する「南カリフォルニア奄美会」の西元和彦会長（71）＝天城町与名間出身＝が5日、鹿児島県奄美市を訪れ、安田壮平市長を表敬訪問した。

同会は9月、同州トーランス市内で奄美・沖縄の世界自然遺産登録を記念した奄美物産品展示会を計画しており、西元会長は「奄美の世界自然遺産登録をみんな喜んでいる。奄美の自然や文化などの魅力を伝え、米国の人たちが奄美を知るきっかけをつくりたい。海外から奄美を訪れる人も増やしたい」など意気込みを語った。　

南カリフォルニア奄美会は1975年に発足し、現在の会員は約40人。物産展では奄美群島の特産品などの展示や即売会、本場奄美大島紬を活用した記念撮影などを計画している。

世界自然遺産に登録された奄美大島、徳之島の映像を通じ、希少な自然と動植物を紹介するほか、奄美から唄者を招待して奄美の芸能ショーなども計画している。　

西元会長は安田市長や市幹部へ物産展の趣旨を説明し、協力を呼び掛けた。安田市長は「奄美に関する物産展を企画していただきありがたい。イベントが盛り上がるよう、広域事務組合を中心に、奄美市としても協力したい」と述べた。