奄美の音楽家 その1

奄美の人物あれこれ

三界稔 みかい みのる

1901年(明治34年)2月10日生まれ。-1961年(昭和36年)6月13日死去。60歳。

昭和時代の作曲家。
昭和9年ポリドールの専属となる。
昭和13年「上海だより」が上原敏の歌でヒット。
戦後は郷里、奄美大島をテーマとした田端義夫歌唱の「島育ち」などを作曲した。
東洋音楽学校(現東京音大)卒。本名は実友(さねとも)。
弟に三界実義(作曲家)がいる。

「月の白浜」 作詞:昇曙夢、作曲:三界実

月の白浜 アダンの葉かげ
沖の小島に つりぶね一つ
もゆる想いを 三味の音に
ヨイヨイヨイ  ヨイヤサ
ヨイヨイヨイ  ヨイヤサ

今宵うれしや いとしの加那と
踊りあかそか 手に手をとって
夜の更けるも 白浜の
ヨイヨイヨイ  ヨイヤサ
ヨイヨイヨイ  ヨイヤサ

昇 曙夢は、加計呂麻島の芝出身。
日本初のロシア文学者であり、
奄美群島日本復帰運動にも尽力した。
この歌は、故郷である芝の対岸に見える美しい白浜を歌ったと思われる。

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