奄美の先駆者

田畑 佐文仁(たばたさぶんじ)
(1676年(延宝4年)~1764年(明和元年)88歳の生涯)

龍郷町役場前国道58号線に沿って「たぶくろの碑」が建てられ、その付近一帯公園になっています。

碑たぶくろの碑

およそ300年前、龍郷町出身の田畑佐文仁は36歳のとき、
薩摩の国分地方で学んだ新田開発工事の技術を生かし、
この一帯の海をせき止め、田んぼを造成したほか、大島本島各地で開墾のくわを入れました。
海を埋め山を開いて、500ヘクタールも田畑を作り、
狭い耕地にしがみつき苦しい生活を送っていた島の人々を救済しました。
さらに、製糖用水車を発明するなど、産業振興の功績もありました。

その碑文には、「奄美では、広い田地のことを”たぶくろ”とよぶため、
この「たぶくろの碑」は、田畑翁の輝かしい開拓精神を永遠に伝え、
島の人々の夢ふくらせることを願って多くの人々がこれを建てた。昭和44年11月15日」とあります。

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