日本歌謡界の大作曲家 安藤實親

奄美の人物あれこれ

201304021andou

安藤 実親(あんどう さねちか)(安藤 實親)1932年(昭和7年)2月4日 – )

鹿児島県・鹿児島市武町に生まれ(奄美大島、笠利町宇宿出身)、
1946年(昭和21年)、国鉄西鹿児島工場(現・JR九州鹿児島車両センター)に就職。
1952年(昭和27年)に鹿児島県立鶴丸高等学校を卒業すると、卒業と同時に国鉄を退職し、上京した。
上京後、1954年(昭和29年)にコロムビアレコード専属作曲家であった松尾健司に師事。
そして1961年(昭和36年)にコロムビアレコード専属作曲家となり、主に編曲を担当した。
1964年(昭和39年)には村田英雄の「姿三四郎」で作曲家としてデビューし、コロムビアレコードからゴールデンヒット賞・新人作曲賞を受け、以後、こまどり姉妹・舟木一夫・村田英雄・美空ひばり等の作曲を手掛けた。
1966年(昭和41年)にクラウンレコードへ移籍し、そこでも水前寺清子・笹みどり・北島三郎・姿憲子等数十名の作曲を手掛けた。
1981年(昭和56年)にクラウンレコード退社後はフリーとなり、北新宿に安藤実親艶歌教室を開き、新人歌手育成に力を入れている。
また、1983年(昭和58年)からは、財団法人犯罪被害救援基金へのチャリティーとして、毎年6月にカラオケ大会を実施している。
更に1990年(平成2年)12月に発売された原田直之の「全国ご町内音頭」は、発売枚数50万枚を突破し、平成3年度コロムビアゴールデンディスク賞・プラチナ賞を受賞した。
これまでに社歌・校歌等を含め作曲は千数百曲、編曲は二千数百曲に及ぶ。
趣味はクラシック音楽鑑賞で、バッハやベートーベンを好んで聴いている。

主な作品
村田英雄
姿三四郎
柔道水滸伝(1965年(昭和40年)第16回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
こまどり姉妹
女の恋(1964年(昭和39年)第15回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
曽我兄弟
常連さん
落葉は泣いてる
恋ひとすじに
泣くな裏町
アリラン波止場
こんな女になりました
恋に拍手を(1965年(昭和40年)第16回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
ひらがな便り
北海道巡句
舟木一夫
銭形平次
美空ひばり
浪曲渡り鳥
一節太郎
男の三拍子
水前寺清子
いっぽんどっこの唄(1966年(昭和41年)第17回NHK紅白歌合戦、1973年(昭和48年)第24回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
どうどうどっこの唄(1967年(昭和42年)第18回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
男でよいしょ(1968年(昭和43年)第19回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
ひとりでよいしょ
艶歌
大勝負(1970年(昭和45年)第21回NHK紅白歌合戦、1975年(昭和50年)第26回NHK紅白歌合戦、1982年(昭和57年)第33回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
あゝ男なら男なら(1971年(昭和46年)第22回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
てっぺんまごころ(1974年(昭和49年)第25回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
鬼面児(1976年(昭和51年)第27回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
北島三郎
歩(1976年(昭和51年)第27回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
笹みどり
三味線育ち
女の絶唱
女のうず潮
大奥哀歌
姿憲子
姿三四郎
闘魂
三波春夫
放浪茣蓙枕(1983年(昭和58年)第34回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
交通安全音頭
天童よしみ
あんたの花道(2002年(平成14年)第53回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
都はるみ
困るのことョ

テレビドラマ
ライオン奥様劇場 義姉弟(1975年、フジテレビ)

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